古武術

　ちょいと前にテレビで古武術特集をやっておりまして、それを見てひどく感動したんですが、やっぱり文面で理解するのと実際見るのとではえらい違いでした。
　そういうモノを創作物に使う場合、やっぱり実際にホンモノを見ないとデッドコピーにしかならない気がします。

　古武術の膝を抜いた動作の速さってそれはもうものすごいんですが、映像で見る前に興味持って調べてた時点の想像では、空論の部分が多くて当然その速さなんて実感できないんです。

　合気道についてだって、塩田剛三先生の映像を見る前と見た後なんかじゃぁ、こっちの理解も感動も半分にも届かないわけで。インプットが半分しかないのにアウトプットがその半分以上出ることなんて無いのです。

　よりよいアウトプットをするためにはホンモノをよりおおく見て、感動していくことが重要なのだなぁといまさらって言えばいまさらの感慨を抱いたわけです。
　まぁ、どれだけ出来るものなのかは定かではないのは秘密。
　結局デッドコピーにも頼らざるを得ない現状はありますが、ホンモノのすごさはいつも脳裏の片隅にはとどめられるようになれたらいいですね。

　漫画から漫画を産めると思い込まないことと言う自戒。
　小説から小説は産まれない、創作物から創作物は産まれない。
　まぁ、それは言い過ぎですが、そうやって思い込んでいけば摂取することもありましょう。だから自戒。
　自戒を何割できるかが重要なんじゃなく、自戒を持っていることが重要なのです。 　　　

作り手としての意識が邪魔をする。

　最近の私は、ゲームをやったらシナリオの仕組みにばっかり目が行きます。
　小説を読んだら、文体の持ち込み方にばかり気が行きます。
　漫画を読んだら、コマ割りの流れにばっかり目が行きます。
　吹き出しのセリフを追うときも、カギカッコ内を読むときも、立ち絵の表示され方一つにしたって、作り手としてパクれるところパクって行こうっていう意識が強すぎる。

　もちろん、それが間違ってると思っているわけではないのですが、損をしているんじゃないかと思うときも多々あります。
　よく見るシチュエーションを並べられると、本質を見る前に気持ちが萎えるときがあります。
　文法間違えを見つけた瞬間に、ガッカリして斜め上から見るときがあります。
　構成力ばかり気にして世界に入り込めない自分に気づきます。

　あー、なんとかならんもんか。
　ドラえもんならばあるいは何とかしてくれるのか。
　タイガー道場へ行けばいいと思うよ。さいですか。 　　　

不順位性交遊

交わることに序列をつける卑しさなんぞいるかぼけぇってことですね。
思いっきり流されるままに水のように行け、若者よ！！
停滞してると水も腐るよ。

先日のことです。
腐った水を口に含みましてですね、含んで飲み下した次の瞬間に胃が受け付けなくて、そのままトイレで戻して見た感じ。
人間の体は自分で思ってる以上に良く出来てるものなのですねぇと感慨に耽った次第であります。

まぁ、不純異性交遊とかすげぇわくわくする単語だなぁと思う。
不純であれ。
純よりいいちこよりＪＩＮＲＯが個人的には好みです。関係ないな。 　　　

やっぱりそれでも青いのか。

　地球は広いが世界は狭いなと感じる。
　感じる。
　それでもやっぱり青いのか。
　ドラえもんくらい青いのだろうか。
　ドラえもんくらい青かったらたいしたものだろう。 　　　

ことのは

　何年も生きていくと、ことのはの不自由っぷりは目に余るものがありますよね。
　不自由で未完成だからこそ武器なのですよ。
　自由で完成されてしまってはそれはもう一個の『世界』としか言いようが無いのですわ。
　世界未満の世界くずをぶち当てるから気持ちも動くし、たまにゃぁ質量をもって心臓あたりをがつーんとやられたりもするんでしょう。

　言葉が万能だなんて勘違いもはなはだしい。
　言葉は世界になりえない未完成品なんだから重ねれば重ねるほど亀裂だって生まれるときはあろうさ。

　綺麗な言葉を使えとか、正しい日本語を使えだとか、失言を槍玉にあげるだとか、言葉でだれかが動かせるだとか、思い上がりだよ。
　言葉に頼りすぎて世界をなくしてしまっては、もったいないのさ。

　だいたい、こんなまじめぶった文章を投げているわたくしめだって、そんなご大層な脳みそじゃなくて、可愛い女の子とどうにかなんねぇかなぁとか考えたりしてんだ。
　結局言葉じゃ世界は伝わらないし、言葉じゃぼくはわかられない。
　
　まぁだからこそこんなまがった言葉ばっかり投げて煙に巻きたいんだろう。
　っつーか言葉の力に酔っ払っちゃってるんだよね。

　ロジウラあたりに棲ンデイルまんぼうですが、まんぼうはぼくの中に居る一人に過ぎないかもしれないし、ぼくがまんぼうの中の一人に過ぎないのかもしれない。
　わかんないことをわかんないように言うことが崇高だなんて思ってませんがぼくにはコレしかないので変えようも無いのです。
　そもそも、ぼくが何をのたまったところでまぁ変わりなく時計は秒針を刻むし、腹も減るし、自慰にふけりたくなる日もあるのでしょう。
　布団は干さないとほこりっぽくなるし、冷蔵庫の中身だって寂しくもなるんです。
　また明日おきてもぼくがぼくでありますようになんてかっこうつけて言って見たくなった。
　しかし、一向に眠くならないもんだからコマッタコマッタですよね。
　今日できることは明日もできるよ。
　きっとできるよ。
　きっとそうだよ。 　　　

るるるーららの日々

　グレンラガンのことを語るのは、どうせ面白いこと言えないので控えておきます。
　皆見て好き勝手に褒めちぎればいい！！
　褒めちぎればいいさ！！



　久しぶりに悲しい夢を見ました。
　私にとって悲しい夢って言うのは幸せな夢です。
　幸せな夢って言うのは過ぎた日々の名残です。
　センチメンタルによろしくされていくのですねおまいら。
　幸せな夢を見た幸福感を悲しみにすり替えたままでいるほど最近の日差しはやさしくはないので、あっついうちに鉄でもたたこーかと思います。



　まー比喩表現。
　ひゆってひらがなで書いた字面はたまらなく淫靡ではないでしょうか。
　気のせいか。